いきなりですが、皆さん、「かけや」ってご存知ですか?
漢字では「掛矢」と書きます。
↑ この赤丸で囲われているのが掛矢です。
大工道具としての掛矢は、建方で梁をホゾに入れるときなどに使う、大きな木槌を指します。
大きさのイメージ的には、両手でにぎって使うサイズのものが「掛矢」、片手で使うものが「木槌」で、部材を打つため、樫などの堅い木で作られています。
写真の大工は片手で軽々と持っているように見えますが、実は3~4キロくらいの重さがあるんですよ(/・ω・)/
さて本題ですが、先日工事に入らせていただいたお家から古い掛矢を発掘しました。
かっこよく年季が入ったこの掛け矢は、お客様のおじいさんお手製の掛け矢だったそうです。
特に、大工をされていた方ではなかったようですが、立派な掛け矢だったので、処分せず、うちで直して使わせていただくことにしました。
まずは分解。
柄の表面をサンダーできれいにします。
頭部も、悪くなってしまっている部分をカットし、形を整えました。
柄の割れている部分もカットして、頭部と合体。
ワックスで仕上げて、耐久性を高めます。
小ぶりですが、イベントでお子様にも使ってもらえそうなサイズ感の、しっかりした掛矢が完成しました°˖✧(*'▽')✧˖°
アオキ建築で大切に使わせていただきますね(*^-^*)