事業内容

新築工事

免震・耐震・制震技術


新築工事や建て替えのご依頼を頂いたとき、私達には大切にしている3つの柱があります。
    
1、環境に貢献する家造り
2、地域性に合った家造り
3、「本当の意味」での良い家造り


1、環境に貢献する家造り
 家族の大切な家は「丈夫な家を造りました。ぜひ安心してお住まい下さい。」とだけ言えればよいもの ではないとアオキ建築では考えています。もちろん、丈夫で安心で快適な暮らしは家造りの基本です。
 しかし、造る家だけが安心で快適であればいいというものでは無く、それに係る全てのものに対してや さしくなければいけないと思うのです。
 日本の過去の家造りの多くは、大量生産、大量消費されてきました。そういった過去の経済活動などを 起因とした様々なひずみが、現代において問題視されてきています。
 アオキ建築では、住まう方の大切な家造りを行いながら、過去から持ちこされてきた宿題に対して誠実 に対応していきたいと考えています。
 例えば、省エネ化の家造りをすること、家造りの材料には地元地域材を使用すること、移動距離短縮の ために地域の職人さんと連携すること。
 そして、地域密着型で業務を進め、アフターメンテナンスの移動距離を短くすること。そういった取り 組み、ひとつひとつを大切に、Co2の削減やエネルギーコストの削減に貢献していきたいのです。家造 りをすること、家に住まう生活そのものが環境に貢献することであって欲しいと考えています。

2.地域性に合った家造り
 南北にのびる日本の気候が地域によって様々である様に、家造りにもその地域の気候や歴史に合った特 色があります。地域によって、風や天気の特性、風土や慣習も異なります。
 台風、地震や津波などの自然災害の特性も異なります。港区周辺は津波が心配されますが、地域の歴史 に学び、耐震性や津波対策が施された住まいを、アオキ建築は提供し続けていきたいと考えています。
 家族と地域の未来、そして地球の未来を大切に想い、この地域性に特化した家造りをしていきたい、そ んな思いが凝縮されたのが、アオキ建築が提案する「あいち木づかいの家」です。「あいち木づかいの 家」は、平成24年度に国土交通省へ提案、採択されました。ひとつの地域の理想型を示しています。 他の地域でも、それぞれに地域の特性にあった家造りが浸透していって欲しいと考えています。

3.「本当の意味」での良い家造り
 弊社では、いつも「本当の意味での良い家とは何か?」考えています。その答えは難しいのですが、地 域の経済活動や気候、歴史にあった家、そして、そこで暮らす家族の生活にぴったり一致する家だと思 うのです。造り手が心を込めて造った家を、住まう方が大切に育てていきたいと思えること。その気持 ちを大切に抱くことができる様な家、それが良い家造りに繋がっていると思っています。
 当社の大工は、木の特性を知り尽くし、木と対話しながら、木と寄り添いながら家造りをしています。 昔ながらの手刻みの家は、木のことを知っている大工でないと造ることはできません。今では、予算や 機械の向上により、プレカットの家も多くなりましたが、それでも組み立てをしていく大工が木のこと を知っているからこそ、気になる箇所の部材の取り替えや、材料を確認してからプレカットを行うこと ができます。
 また、住まう方が大切に育てていく家にする為、当社の住宅の間取りは完全自由設計としています。プ ランとお客様が向き合うことで、生活空間への憧れを再認識して貰えたらいいな、と思います。
 私達は、地域に根付いた地元の建築会社として、地域の特性と素材の特性と正直に向き合いながら、安 心で安全で、ホッと安らぐことのできる「あいち木づかいの家」を、住まう方と一緒に造り、これから の生活をより一層、愛着あるものにして頂きたいと思っています。

リフォーム工事

耐震補強技術


リフォームをする家には、住まう人の思い出や住んできた歴史があります。
家族が大切にしてきたものや歴史をお聞きしながら、残したいものを残し、新しく住みやすく使いやすくするリフォームは、本当にやりがいがある仕事のひとつです。

子どもの身長を刻んできた柱、祖父から受け継できた欄間、歴史を刻んできた味のある床の間の床や柱、建具 などを残してリフォームすることも多々あります。

リフォームの目的は、雨漏りなど家の老朽化対応のため、高齢の方の自立した生活を支援する生活空間にするため、キッチン・浴室など機能性の劣化対策、子どもが独立して家が広すぎるための減築、介護が必要になったときの介護改修など、お客様によって様々です。

リフォームの目的や規模にかかわらず、適切な時期にメンテナンスやリフォームを行うことは、家の耐用年数を長くすることに繋がります。家を使いやすく機能的に保つため、リフォームやメンテナンスは欠かすことのできない大切な要素です。

アオキ建築では、自社にて住宅の改装・改修・リフォームを行い、その後のメンテナンスにも自社スタッフが取り組んでいます。ちょっとした水栓の取り替えやトイレのリフォームから、大規模改修・リノベーションのリフォームに至るまで、まわりの景観や、空間を有効利用した最適なリフォームをご提案しています。最近では、効率を高めるために工場生産の家が多くなってきていますが、リフォームによっては、工場生産で対応できない空間もでてきます。そういった場合にも、自社の大工が手刻みの技術で対応しています。

改装工事・リフォームは、本当にお客様の「思い」がたくさん詰まっています。お客様の心、気持ちを大切にしながら、プロの観点からの生活の機能性、動線をご提案していき、最良の方法で工事を行います。快適で安心な空間造りをし、お客様に喜んで頂き「ありがとう」の言葉をたくさん頂ける様に、技術力・サービスを常に向上させ、努力を惜しまない建築会社を目指しています。

耐震改修工事

○○○技術


耐震改修工事とは、耐震性の不足している既存の建物を補強して耐震性を上げる工事のことです。
阪神淡路大震災で亡くなられた方の8割弱が古い木造住宅の倒壊による圧迫死であったことから、国、各自治体主導のもと、耐震診断および耐震改修が積極的に進められる様になりました。

補強方法としては、壁の量やバランスを検討する多壁補強が一般的ですが、必要に応じて、建物基礎の補強や柱・梁・土台・基礎といった躯体部分の接合部補強などを行うこともあります。

私達は、自治体から依頼される木造住宅の無料耐震診断業務や、補助金を利用した耐震補強工事を数多く経験してきました。また、耐震補強工事ではありませんが、地震対策の有効手段として、屋根を軽くする工事も行っています。

アオキ建築では、木造の伝統構法建築(民家、町屋といわれるもの)の耐震工事の実績も有しています。一般的な揺れをおさえる耐震方法ではなく、伝統構法建築物は揺れて地震力を吸収するため、その良さを活かした限界耐力法という計算方法を用いています。

構造物の補強の目的は、耐震・制震・免震の3つに大きく分類されます。私達が行っている耐震は、建物の倒壊を最小限に防ぎ、いざという時に人命を守るために行っています。

私たちが住む名古屋市は、県下で唯一、いつ発生してもおかしくないとされる東海地震の防災対策特別強化地域の指定を受けています。国の東海地震専門調査会で公表された資料によると、名古屋市は、最大震度7と推定されています。大規模地震に備えるため、民間の建築物においても耐震工事は増加傾向にあります。

「建物の耐震診断」は、人間に例えるなら「健康診断」の項目のひとつにあたります。耐震診断の結果が悪い建物であっても、適切な治療をすれば安心して暮らせる住まいとなります。その治療にあたるものが「耐震補強工事」です。建物の「医師」ともいえる愛知県指定の木造住宅耐震診断員の、適切な計画に基づいて耐震補強を実施することが大切です。各自治体では、耐震診断や耐震補強工事の実施など、大地震に対する備えをされる方を補助金などで支援しています。

設計・監理業務① -基本、意匠設計から構造計算まで-

 アオキ建築は、アオキ一級建築士事務所を併設しています。設計実績として、木造住宅、鉄骨造住宅、木造とRCの異種の構造を組み合わせる混構造住宅の他、工場、倉庫、福祉施設等に携わっています。  お客様のご要望に対し、経験と実績、技術力を生かし、完全自由設計で取り組んでおり、基本設計、実施設計の他、構造計算を行い、お客様の安心にお応えします。また、全ての諸官庁の手続きや申請について、お客様を煩わせることのない様に代行して手続きを行っています。
 
 一般的には、設計と現場の観点の考え方の相違から、設計通りに現場工事が進まず、連携が機能しなくなることもあります。立場の違いでチェック機能が働き、それでよしとする考え方もありますが、それはお互いに良い意味の緊張感が働いたときに言えることです。どうかすると、安心できない建物を生み出してしまうことも考えられます。それが、過去に問題になった構造計算偽造事件などにも繋がります。
 そういったことを防ぐため、アオキ建築の設計は、現場の納まりを勉強、経験した上で行い、現場の工事の方法も検討しつつ、設計のご提案の段階から現場責任者と打ち合せをして業務を進めます。
 より良い建物を造りあげるために、綿密な連携を図り、プロジェクトを総括する立場で、お客様の要求に対し、高い品質とご満足をいただける計画をご提案しています。

 当社にご依頼いただけるお客様の構造の好みは様々です。ご要望に応じた構造やプランの設計を行っておりますが、その中でも木造の設計を得意としています。お客様のご納得と最良のご提案に至るまで、企画から基本計画では、多角的な視点で何度も検討を繰り返します。
 構造設計の段階になりますと、お客様のご希望の条件を的確にとらえた上で、安全性の確保を重視し、法的基準よりも更に優れた可能な限りの耐震性や耐風性を求めています。また、意匠設計者、設備設計者と連携し、検討を重ね、最適な構造空間を創造します。機能性・居住性・耐久性・経済性・施工性をバランスよく設計に盛り込み、安全で信頼できる建築物を提供します。

設計・監理業務② -性能の評価、診断-

 住宅性能の評価、診断は、「ホームインスペクション」とも称されます。
 「ホームインスペクション」は、住宅に施す検査全般を指し、検査の内容や提供元によって様々な名称で提供されています。居住中の住宅の耐震診断や、維持管理時の定期点検等を目的としたもの、リフォーム前後の現場把握についての調査もすべて「ホームインスペクション」です。
 平成30年の宅建法改正により、中古住宅市場活性化の肝入りとして注目されている「既存住宅状況調査(建物状況調査)」もこの一種ですが、現在、住宅用語で「インスペクション」といえば、この「既存住宅状況調査」を指すものがほとんどです。
 「既存住宅状況調査(建物状況調査)」は、「既存住宅状況調査技術者」の資格を持つ建築士である、住宅診断士(ホームインスペクター)が、第三者的な視点で、また専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無などを診断し、客観的なアドバイスを行います。診断は、目視による非破壊診断が基本で、屋根・外壁・室内・小屋裏・床下などの現況調査を行います。また、弊社では、機材を使用する詳細診断にも対応しています。

 また、アオキ一級建築士事務所では、1981年(昭和56年)以前の耐震基準で建てられた住宅や建築物の「耐震診断」も行っています。1981年(昭和56年)以前の耐震基準で建てられた住宅や建築物は耐震性が不足している可能性があるため、建物を調査し、耐震性能を評価する目的で「耐震診断」を行います。弊社では、専門知識を持った一級建築士と木造・RC造の耐震診断・耐震改修技術者が責任を持って耐震診断を承ります。
 いつ起こるか分からない地震に備え、国や愛知県、名古屋市でも、専門技術者による耐震診断・耐震改修を後押しするために、「助成」「税制」「融資」の3つの支援策を設けています。平成15年から名古屋市で耐震診断が行われる様になりましたが、弊社は開始当時から、数多くの木造等の耐震診断や構造設計に携わってまいりました。

 調査を綿密に行うのはもちろんのこと、調査時や耐震診断報告時にも施主様に安心感を持っていただける様に心がけています。診断の結果、補強が必要な場合には、耐震改修の方法、コストと工期のご相談、補助金のご案内をしています。
 一口に耐震改修といっても、その目的は施主様によって様々です。耐震改修と同時に水廻りリフォームをされたい方、建て替えようかなと考えている方、数十年家が保てればいいかなという方、など。私たちは、施主様の目的を加味した、信頼できる耐震診断と耐震改修のご提案を目指しています。

 耐震診断をしてみたい、と少しでもお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

不動産仲介業務

 アオキ建築は不動産業も行っています。家を建てたいお客様から土地探しを依頼されたことがきっかけで不動産業界の仲間入りをしました。
 
 物件をお探しのお客様へは、地域密着のメリットを活かし、地元金融機関、地元不動産会社さんやお客様からのご紹介の他、不動産業界内のネットシステムの利用により検索した土地や中古住宅の情報を定期的にご案内させて頂いております。また、ご希望の物件がみつかりました場合の現状確認や価格調整、契約業務から測量、登記まで、安心して所有権の移転ができる様にお手伝いしています。
 
 不動産を所有のお客様で売却や貸されるご希望がありました際には、チラシ作製、配布、看板設置、不動産会社さんへの紹介等を行い、ご希望の条件で売却等ができる様にお手伝いしています。
 当社の本業である建築・リフォーム業の延長線上として行わせて頂いている業務のため、建築業としての専門知識を活かし、土地を買われる前のプラン作成や、購入される予定の中古住宅のリフォームのご相談にもお応えしています。また、不動産売買におけるトラブルを避けるため、法的チェックや登記や測量のご相談も承っています。