最強継手「金輪継」

大工の伝統的な技法の代表と言えば「仕口」「継手」です。

どちらも木の加工だけで木材を接着する技術なのですが、

「仕口」は、土台と柱のつなぎ目や、梁と桁のつなぎ目などで複数の木材を組むときに使う技術。

「継手」は、材の長さを増すために使われる技術で、2本の材を同じ方向に継ぎ足していくことが可能になります。

 

今回は、去年の4月に入社した新人大工と、アオキ建築1番のベテラン大工が、たくさんある継手の中でも、かなり強固な継手のひとつである「金輪継」という継手に挑戦しました。

 

作業時間が長かったので、①墨付け編 ②加工編 ③組込編 という3部構成で動画にしています(*^▽^*)新人大工の奮闘ぶりをぜひご覧ください♪

 

①墨付け編

 

②加工編

 

③組込編

 


最近の木造住宅では、工場で機械を使って材を切断したり加工したりするのが当たり前です。

また、便利で丈夫な金物もありますので、大工の手による継手や仕口といった加工は少なくなってきていますし、できる大工も減ってきています。

 

でも、アオキ建築では、若い大工にもこういった伝統的な技術を学んでもらい、木造住宅構造への理解を深めながら成長していってほしいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2022年02月04日