寺院庫裏完成!(竹ピックアップ編)

ホームページがリニューアルしてから初めての記事更新です(^O^)/

記念すべき第一回目は、以前のブログで建方からご紹介していた「寺院の庫裏」の完成した姿のご紹介です♪
【過去記事】
・寺院庫裏の建方(作業場加工風景あり)
・杉板の天井と竹の腰壁

今回新築した庫裏は、同敷地内の解体した母屋で使われていたものや、敷地内に生えていた竹など、味わい深い古い材料をたくさん活用しました(#^.^#)

ご紹介したいところがありすぎてひとつの記事にまとまらないので、今回は手始めに、竹を使用した箇所をピックアップしてご紹介します。

▼過去記事の「杉の天井と竹の腰壁」でも、これらの写真を取り上げましたが、今回の庫裏には、母屋の土壁の中に使われていた竹や、敷地内に生えていた竹を乾燥させ、磨いて再利用しています。



過去記事でもご紹介した腰壁は、完成してこうなりました °˖✧˖°˖✧˖°

丸鏡や、壁の色・洗面台と調和して、和モダンな空間に仕上がっています♪
新品の竹には出せない色や風合いで、いい味がでてますね(#^.^#)

 

 

カーブした幕板と丸窓が優しい印象のこの床の間にも竹が隠れています ▼


わかりますか?

 

▲まずはここ(^o^)丿
床の間の上部の小壁を受け止める横木「落とし掛け」と呼ばれる部分です。

この竹も敷地内に生えていたものを干して乾燥させ、やすりなどできれいに磨いて使用しました。

 

 

続いてはこちら▼

正面の写真では見にくかったですが、この飾り窓にも竹を使っています。

 

小舞竹の下地をそのまま現わして窓にする「下地窓」をイメージした下地窓風です。

 

 

坪庭にも竹発見!

手前の手すりや、窓の格子、周りの柵など、竹の部分はすべてもともとあったものを工夫して使っています(*^▽^*)

 

 

 

大工のこだわりがたくさん詰まった庫裏。
次回は、天井をご紹介します♪


 


 

2020年10月13日